2013年1月18日金曜日

Pattern Languageについての検索メモ

せっかくデザイン・パターンとの出会いを書いたので、もう少し調べてみた。今度は「デザイン・パターン パターン・ランゲージ」で検索して、調べた結果メモ。





Generalization of the Concept of Pattern Language


http://www.slideshare.net/quolc/generalization-of-the-concept-of-pattern-language

「パターン・ランゲージをソフトウェア工学に適用したのがXP、Agile。」

パターン・ランゲージの論理において、パターンそのものは論理の一部でしかない。大事なのは利用者が参加すること、漸進的な成長を促す、などの原理がある、と。

なんとXPやAgileもだったのか。これは知らなかった。

そういえばアレクサンダーさんが書いた本がパターン・ランゲージであり、一方GoFが提唱したのがデザイン・パターンだった。のでデザパタというのはパターン・ランゲージの一部という理解でいいのかも。





暗黙知の共有に効く?パターンランゲージの可能性


http://irritantis.info/2012/01/pattern_language/

パターン・ランゲージを応用して、ラーニング・パターン、デザイン・パターンなど応用範囲を大きく広げている。

例:SFCのラーニング・パターン

私が感じているパターンランゲージ最大の魅力は、『状況(context) – 問題点(problem) – 解決策(solution)』という基礎フォーマットです。常に課題と解決(コンサル風に言うとAsIsとToBe)がセットになっているので、一つ一つのパターンが、常に何かしらの問題を解決する方法になるわけです。
複数のパターンが階層的につながり合って(シーケンシャルに)全体を構成しているということです。

シンプルなパターンを組み合わせることにより、複雑な系を作り上げる。
一時期はやったカオス理論みたい。

ソフトウェアにおいては、複雑な要求を複雑に解決すると、運用できなくなってしまう。そこで複雑な動きを、シンプルなパターンに分解する。

分解したものを組み上げる際、線形に積み重ねると複雑な系を作れない。非線形な言語を使って再構築することで複雑な系を作れる、と理解してみた。




フレームワークへの異常な愛情

http://overkast.jp/2012/08/framework/

「フレーム」という言葉は、人工知能やコンピュータ理論の領域において、文字通り「枠組み」という意味で使われる。さらにコンピュータ以前まで遡ると、「スキーマ」(schema)という認知科学のキーワードにたどり着く。「フレーム」とは「スキーマ」の長期記憶的な表象と定義される言葉である。

非常に面白い分析。
「スキーマ」という言葉は聞いたことがあるが、意味について考えたことがなかった。

自分の頭の中にあるスキーマを具現化したものがフレームワーク、といったところか。

パターンとの類似で言えば、スキーマを細かく分解して、名前をつけて、関連付けたものがパターンであり、それを構築する手段がパターン・ランゲージ。






重要な原則は「ユーザーの参加」か。江渡浩一郎「パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則」


http://www.heartlogic.jp/archives/2009/09/wikixp.html

と調べていたら、まとめた本が出版されていた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774138975/heartlogic-22/



自分で調べなくても、すでに本になっていた。
次の積ん読候補。

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