「Coding Horror: Rethinking Design Patterns」
ある思い出が蘇った。
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もう15年ぐらい前の話。
当時はアメリカで仕事をしていた。
友人のG君が、パターン・ランゲージというのを教えてくれた。
彼はオレゴン州に住んでいるソフトウェアエンジニア。ユージーン市ダウンタウンの改修に深く関わったりした過去を持っていた。
そう、まさにパターン・ランゲージのアレクサンダー教授のいるオレゴン大学のある市。実際、アレクサンダー教授との知り合いだったらしい。
その彼が、GoFのデザインパターンについても語っていた。
いわく、「ダメだ」と。
それが何なのか。
手振りを加えて説明しようとしてくれたが、言葉にならない。
代わりに読むなら、と勧められたのが、この二冊。
残念ながら、当時の肩書きはマネージャ。たまにCやperlで、プロジェクトで担当者からあぶれたプログラムを書くぐらい。
ちょっと読んで面白いとは思ったものの、オブジェクト指向に深く理解してたわけもなく、積んどく状態になっていた。
G君が間違ってたとは思わないが、ネガティブな出会いというのは良くなかったかもしれない。何かが足りないデザインパターンという記憶だけが残って、10年以上が過ぎた。
さすがに、デザインパターンは大事、というか便利なものだという認識に改まっている。
が、また何が足りないのか、あるいはデザインパターンがもとにしているパターン・ランゲージとは何なのか、もっと知りたいなと思うようになった。
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